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てんかんについての思いや雑感
「てんかんは、急にひきつけを起こして倒れ、口から泡を吹いて意識がなくなるのがてんかんと一般的に考えられているようですが、このような症状を示すのはてんかんの一部にすぎません。
脳波検査や神経学的な検査の進歩によって、てんかんにはいろいろな状態があることがわかり、急に起こった腹痛や頭痛がてんかんと診断される場合もあるのです。
てんかんのすべてが解明されているわけではありませんが、現在のところてんかんは、脳の働きが異常になっててんかんほっさがおこるもののそれは一時的で、短時間にうちにもとの状態に戻るということを繰り返す病気と考えられています。」「ホーム・メディカ家庭医学大事典」(小学館)
わたしが子供の頃、四十数年前は、近所に必ずと言っていいほど、てんかん持ちの人がいたものである。
上の説明にあるように、突然、何の前触れもなく、口から泡を吹いて意識を失うのである。
身体が突っ張り、筋肉がびくびくと動くのだ。
身近にいる人は、舌を噛まないように、手ぬぐいを口の中に、素早くつっこまなくてはいけない。
そして、身体をしっかりと押さえてやる。
子供心に、何か不思議なものを見るような気持ちになった。
子供の頃から、”てんかん”という言葉は知っていた。
ヘラブナの釣り堀で釣りをしていたときのことである。
高校生くらいの年格好の青年が、突然てんかんを起こした。
幼い頃に見た様子と一緒だったので、すぐわかった。
だが、周りの人たちは、どうしていいものかわからないので、右往左往していた。
すると、離れた場所で釣りをしていた人が駆けつけた。
病院で内科の医師をやっているという。
手際よく処置をしてくれた。
皆、ホッとした。
青年は、まもなく駆けつけた救急車で運ばれていった。
運転手の役をして一緒に来ていた父親も、救急車に乗り込んでいった。
最近では、滅多にてんかんの患者を見ることはない。
おそらく、昔よりかなり減っているのだろう。
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