病気・症状の玉手箱様々な病気や症状についてのお話 |
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いんきんについての思いや雑感いんきんは、「ホーム・メディカ家庭医学大事典」(小学館)によると、 ”陰嚢白癬”で、「股部白癬に続発する病気ですが、合併頻度は五%以下と比較的まれです。」とある。 大きな声では言えないが、そのいんきんに、2回かかったことがある。 中学生の夏である。自宅から海へは歩いて5、6分の近さである。 夏になると、海パンをはいて裸の肩にはバスタオル、 という出で立ちで海用のサンダルを突っかけて泳ぎに行った。 現在の水泳用のパンツは薄い素材でできているが、 40年ちょっと前のパンツは厚手の毛糸のような素材を使っていた。 砂浜から100メートルほど先に泳いでいくと、波よけのためのテトラポットが砂浜と平行に積んであった。 取りあえず、そのテトラポットまで泳いでいって”甲羅干し”をするのだ。 しばらく気持ちよくうとうとしてから、テトラポットから飛び込んで砂浜に帰ってくる。 砂浜で一休み。 また、同じようにテトラポットめがけて泳いでいく。 そんなことを2、3回繰り返してから家に帰るのである。 そんなやり方がまずかったのか、泳いだ後数日したある時、急にかゆくなった。 母は、すぐいんきんとわかったようであった。 昔は、「いんきんたむし」とよく言った。 いんきんは、陰嚢白癬というように陰嚢、つまりキン玉がかゆくてたまらなくなる。 医者に行ったわけではない。 昔は、よほどのことでもないと医者など行かなかったものである。 まして、いんきんで医者に行くなんて恥ずかしすぎる。 いんきんがかゆくて我慢がならなくなると、隠れてぼりぼりとかいていた。 いんきんはかいてはいけない、とはいわれてもたまらなくかゆい。 いんきんがいくらかゆくても、薬も塗った記憶がない。 風呂上がりに、いんきんの患部をよく乾かしてからパンツをはいた覚えだけはある。 しばらくして、いんきんは自然に治った。 2度目のいんきんも同じ原因で、状態や処置も1度目と同じであった。 今は、いんきんという言葉はもう死語になったのかなあ。 |
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